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『自分がすべてにおいて左右されないバランスのとれた状態』を知っていますか?
通常、普通の生活を送っている中で、私たちの生体エネルギー(気の一種)がベストな状態になることはほぼないといってよいかもしれません。
自分自身でベストな状態にしようとしてできることでもありません。
理由の一つとしては、冷静に物事を見ようとしたり、心を落ち着かせて行動しようとしたとしても、無意識に今まで身に付けたいろいろなパターンに左右されてしまっているからです。
私たちは生きている中でたくさんの思い込みや考え方のパターン、感情の動かし方のパターン、コミュニケーションの取り方などを身につけています。
そして感情や思考、精神状態は物事を的確に捉えることを妨げます。
これらは、自分で中庸な状態、バランスの良い状態になろうと思っても、無意識に私たちに働きかけるのです。
また別の見方としては、どういう状態が思考や感情などに左右されていないポイントかわからないからです。
私たちは例え普段の生活の中で非常にバランスのとれた状態になったとしても、『今が思考、感情、精神的、すべてにおいて中庸で一番バランスがとれている状態です』と教えてもらうことはほぼないと思います。
そのためそのことに意識を向けることがありませんし、そのポイントを知ることができないのです。
つまり、私たちは通常その状況の中で何にも揺さぶられていない、本当にバランスのとれた状態にはなりにくいですし、意識してその状態にすることは難しいのです。
☆バランスのとれたチャクラの状態☆
バランスのとれた状態は人により異なります
では、チャクラがベストな状態とはどのようなことをいうのでしょうか?
それは、エネルギーバランスがとれている状態です。
そしてそれは、私たちが『心身ともに健康で幸せに生きていく』ためのとても大切なカギとなります。
私たちは健康的な体を維持していくために、いろいろな栄養素を含んだバランスの良い食事をします。
それと同様に、私たちが心身ともに健康で生き生きと生きていくためには、それぞれのチャクラから生体エネルギーを取り入れる必要があります。
各チャクラを出入りしているエネルギーは異なります。
そして、その異なったエネルギーの組み合わせによって生き生きと生きるためのバランスの良いコンディションを作り出すのです。
ただ、このバランスのとれたコンディションを作り出すエネルギー量の組み合わせは人により異なります。
例えば食事の例で考えると、高血圧の方には塩分を控えめにする、血中脂質の高い方には脂肪を控えめにするなど、その人の体質や症状、その日の体のコンディションにより、バランスをとるための必要な栄養素の割合は異なってきます。
生体エネルギーのバランスでも同様で、すべての人にとって、一律にすべてのチャクラが同じ様に回転し、活性化していて、同じ分量の生体エネルギーが取り入れられていることが良い状態というわけではないのです。
人により、生まれ持った個性、生まれ育った環境、どんなことに興味を持っていたか、何を学んできたか、どんな想いを抱いてきたか、その時その時にどんな反応が返ってきてそれに対して何を感じたか、どんな考え方をしたかすべて異なります。
そして、そこから形成された思考パターンや感情パターン、今フォーカスしている事柄、置かれている状況もすべて異なりますし、成長度合も異なります。
つまり人はあまりにもひとりひとりがユニークな存在のため、バランスのとれているエネルギー状態もそれぞれ異なるのです。
バランスのとれたチャクラの状態が生み出す効果とは
その人にとって必要なエネルギーが取り入れられ、良いエネルギー循環の後、不要となったエネルギーが適切に体外に排出されているエネルギーバランスのとれた状態は、心身にどのような影響を与えるのでしょうか?
感情に揺さぶられてない状態になるため、とても中庸でリラックスし、そのため気分がすっきりしてリフレッシュすることができます。
バランスが取れたことにより余裕(スペース)ができ、思考がクリアになり、物事がよく見えるようになります。
言いかえると、感情や思考によって振り回されていないスペースに自分の中心がある状態と表現できるかもしれません。
エネルギーのバランスがとれていると、表現したいこと(主張したいこと)がクリアな状態になり、感情に揺さぶられた判断をせずに物事を進めることができるため、集中力が増したり、物事に取り組みやすかったり、より良いアイデアを思いついたり、より良い選択をしたりするため、良い流れに乗りやすいと考えられます。
そのため、物事達成への流れ、成長への流れに乗りやすく、その流れも加速しやすくなるのです。
☆バランスの崩れたチャクラの状態☆
エネルギーに滞りができる理由
このエネルギーの良い流れを乱す原因となるのが、回転が過剰になったり、遅くなったり、閉ざしてしまうというチャクラの機能の仕方なのです。
チャクラの機能にこのような乱れが生じると、エネルギーの流れに滞りができたり、バランスの崩れた流れを生み出します。
では、なぜチャクラの機能に乱れが生じてしまうのでしょうか?
その大きな理由の1つとしては、私たちの感情が影響していると思います。
私たちは生きる中でたくさんの経験をし、その経験を通じて、たくさんのことを感じ、学びます。
こういう経験は楽しい、嬉しい、悲しい、辛いなど選別するとともに、顕在的に、または潜在的に一つ一つの行動を「簡単にできること」「少しチャレンジと感じて乗り越えられること」「チャレンジしてみて乗り越えられなかったこと」などに選別します。
経験していない事柄も、それを経験している周りの人を観察し、今までの経験による『自分基準』で想定し、自分の乗り越えられる範囲内にあるかどうかや、どのような感情を生むかなどを判断します。
そして、心的にダメージを避けるような選択をしたり、ダメージを受けるとそれ以上のダメージを受けないような行動をする傾向にあるのです。
このような行動をする時に私たちはチャクラの動きに乱れを作ります。
例えば、経験によって自分の感情を出すことに抵抗を覚えてしまった人は、自分の感情が湧きあがりそうになると第4チャクラを閉じて、自分の感情を抑圧しようとしたり、感情を感じることを避けようとする傾向にあります。
また、誰かに非難されたり、非難されそうになると、相手を攻撃しようとする人もいます。
このような時は第3チャクラが過剰に回転している可能性があります。
このように苦痛を避けるような行動は、自己防衛という意味でほとんどの人が歩む道ですし、一時的にその場を乗り越えるために必要な場合もあります。
だた、人間は自分が行う行動を習慣化して生きます。
一度その方法を覚えると、次に同じようなことが起きたときも同じようなステップでその場を乗り切ろうとするのです。
例えば人前で自分の意見を主張したら、その場にいた人たちにその意見を否定され、非常に苦痛を感じた人がいたとします。
その人は『自分の意見を主張すると否定され苦しい想いをする。もう2度とこんな想いはしたくない』と考え、その後こういう場では自分を主張しないようになるというのも、この自己防衛から始まった習慣行動の一つです。
あなたは、この例えを極端に感じますか?
でも、私たちは無意識に自分を守るために心的苦痛を逃れようとします。
そしてほんの小さいように見えるきっかけで、無意識にこのような自分を守る行動を習慣化していくのです。
「○○ちゃんはいつもいい子ね」と育てられた子が、「いい子でなければならない」と他人の目を必要以上に気にして、本当の自分の姿でいることができなくなる。
失敗をせずに育った子が、失敗することにすごく恐れを感じて新しいチャレンジができない。
こういうことも心的苦痛を逃れることから生まれた習慣です。
一時的な回避のためだけにチャクラの機能が乱れるのであれば、それほど私たちの心身に支障をきたすことはありません。
ただ、何かのきっかけにより、一見その人の性質と考えられるものになってしまった習慣行動は、その乱れたチャクラの状態が当たり前となり固定してしまう可能性もあります。
すると、エネルギーに滞りができ、バランスの悪い状態が慢性化し、精神的に安定しないだけでなく、肉体的にも、そのチャクラにかかわりのある身体の部位、器官にまで影響を及ぼし、健康的に生きることを阻むことにもつながるのです。
また、その人の多くの可能性を埋もれさせ、成長を止めてしまうことにもなります。
例えば、先ほどの人前で自分の意見を主張できなくなった人の場合、本当の自分を表現する、コミュニケーションがうまくとれなくなってしまうと、第5チャクラに関わりのある喉の部分に支障をきたす可能性があったりします。
自分の意見があるにも関わらず、表現することができないとストレスを抱えることになるかもしれません。
そして、心のどこかでイライラが募り、第3チャクラに関わりのある胃の部分を悪くする場合もあります。
また、自己成長という面でも、自分のアイデアを伸ばしたり、人に分かち合う、自分を表現するという成長を阻んでしまっている可能性があります。
私たちは成長しています。
以前乗り越えられなかったとしても、今は乗り越えることができる可能性があります。
また、成長したい、変化したいという希望を持っているにも関わらず、今までと同じ行動を習慣的にとってしまうと変化や成長することができません。
すると成長したい自分の気持ちと現実にギャップができて新たなストレスを生むことにもつながります。
一般的に「なりたい自分になりたいけどなかなかなれない人」や「頑張っているけれどなかなかうまく物事が運ばない人」の多くは、この無意識に習慣行動をとってしまうバランスの崩れたチャクラの状態での固定化が問題だったりします。
また、このチャクラのバランスの崩れは、最初の心的苦痛を逃れるために崩れたチャクラの機能だけにとどまらず、例えばくじいた足をかばって生活を送っているうちに、身体の他の部分も悪くなってしまう私たちの体同様、密接に関わりあっている他のチャクラの機能にも乱れをきたしてしまうのです。
チャクラの働きがバランスを失っていると心身の免疫機能が弱まり、外界のネガティブなエネルギーの影響を受けやすくなります。
また各チャクラが影響を与えている内臓や身体の部分の働きが悪くなることによって健康を崩しやすくなるとともに、不安や不満・悩みなどを抱えるなど、心も不安定になります。
その結果、良い方向に思考が働かず、人生の流れもよくない方向に向いてしまう可能性があるのです。
チャクラを活性化するということ
では、チャクラが活性化していたら、私たちは心身共に健康で生き生きと生きることができるでしょうか?
チャクラを活性化することはその活性化しているチャクラに対応する生体エネルギーの出入りが活発になることです。
「生体エネルギーの出入りが活発になる」と聞くととても良い状態に感じますが、何事もバランスがとても大切です。
例えばスピリチュアル能力を上げたいとか、宇宙愛を広めたいと強い想いを抱き第6チャクラや第7チャクラばかりに着目し、活性化させたとしても、どこかふわふわとして地に足がついていなく説得力のない人になりかねません。
では、すべてのチャクラを活性化させれば良いかといえば、それがバランスの良い状態を作り出すわけではないのです。
というのも、生体エネルギーが出入りするということは、そのエネルギーに対応する事柄と必然的に向き合う必要性が出てくるからです。
しかし、人は見たくない課題、向き合いたくない課題、まだ向き合うタイミングにない課題を避けようとします。
するとその課題に対応するエネルギーが出入りするチャクラが機能しなくなってしまうのです。
各チャクラは独立して機能していますが、それぞれ、特に隣り合わせのチャクラは密接にかかわりあいを持っています。
また、向き合う事柄もいくつかのチャクラにまたがってかかわりあいを持っていることが多いため、課題を避けようとするとかかわるチャクラに問題を抱えてしまう可能性があるのです。
つまり『自分が希望すればいつでも課題を乗り越える準備ができる状態』、『目の前の物事をありのままにとらえられているバランスのとれている状態』を作り出すことがとても重要なのです。
そして、それがバランスのとれているチャクラの状態なのです。
チャクラがベストな状態は成長とともに変化する
このチャクラがベストな状態というのは、人の成長とともに変化します。
それは成長とともに、視野が広がり、注目している物事、考え方、感情の揺れ方、環境などが変化するからです。
その変化に伴い、ブレがない、中庸になるポイントが変化するということです。
このように、本来の意味でバランスのとれたチャクラの状態というのは常に変化するものになります。
すべてのチャクラが同じように開き、回転していることが最適な状態なわけではありませんし、気になる箇所のチャクラばかり気にかけ活性化させようとすることも、かえってバランスを崩してしまう可能性があります。
7つのチャクラがその人のその時の状況において、一番中庸でいられるエネルギー状態を作り出すように機能していて、全体でバランスがとれていることが望ましいということになります。
また、チャクラをベストな状態にしておくことができれば、心身ともに健全になり、人生において良い流れを作り出し、その流れに乗ると流れ自体も加速し変化もどんどん起こってくるという良い循環を作りやすいのです。